今年の春ごろから、中国製品や中国産の食品などの安全性問題がクローズアップされています。
波紋は世界中に広がり、対中不信が強まっています。
日本でも、主に食品で起きていて、私自身も中国産品の安全性が問題になってからは、うなぎを一度も食べていません。
国産は高いですから、手が出ません……くすん。
でも、この問題、中国の隣国である日本よりも、米国のほうが深刻のようなんです。
今年、米国で安全性が問題になった中国産品には、以下のようなものがあります。
3月、ペットフード ― 中国産の原料を含む商品で、犬や猫の死が相次ぎました。
5月〜6月には、練り歯磨き ― 毒性物質ジエチレングリコールを検出しました。
6月には、魚介類 ― うなぎ、エビなど5種類の養殖魚介類から発がん性のある抗菌剤が検出され、輸入が規制されました。
同じく6月、タイヤ ― 安全性に問題があるとして、約45万個を自主回収しました。
また同じく6月に、おもちゃ ― 塗料から鉛が検出され、大手メーカーが約150万個を自主回収しました。
8月には別のメーカーが約100万個を自主回収
これだけ問題があると、はっきり言って、中国産の製品や食品は、しばらく使いたくもないし、食べたくもなくなりますよね。
米国では中国産品なしでの暮らしに挑戦した人がいたそうですが、いずれも失敗に終わったそうです。
米国ではここ数年、中国産の食料品の輸入の割合が拡大していて、06年の食肉、魚介類、野菜の中国からの輸入額はいずれも前年より2ケタの伸び率を示していて、店頭に並ぶニンニクの半数以上、リンゴジュースの約40%が中国産だそうです。
米国で売られているおもちゃは約8割が中国製で、なんと米国の象徴で国旗である星条旗さえも、中国からの輸入品が目立つそうです。
生活や経済の隅々にまで入り込ん中国産品の排除は容易ではありません。