昨日の参院選で、自民党は大敗しました。
年金問題に始まり、緑資源機構の談合、相次ぐ閣僚の不適切発言や辞任、自殺、事務所費問題など、まさに踏んだり蹴ったりで、これでも敗北しなかったら逆に国民のほうがおかしいんじゃないかと思われてしまいますよね。
しょうがないですよ。
しかし公明、社民、共産ともに浮動票を獲得することは叶わず、自民党から離れた票はほとんど民主党に持っていかれるというありさま。
何か、戦い方を間違えているのか、社会主義だ、共産主義だなんていう時代ではないことは確かだと思うので、政党の名前が悪いのか・・・
ところで、選挙戦の結果を受けて、安倍首相の退陣論が大勢を占めています。
安倍首相はあくまでも、辞めるつもりはないようです。
皆さんに読まれてしまいますが、これはブログ(日記)なので、私個人の正直な考えを述べさせてもらいます。
私は、今回に限って言えば、やめる必要はないと思うし、辞めるべきではないと考えています。
論功行賞自体は悪いこととは思わないのですが、その人たちが、大臣に指名されるだけの信頼を勝ち取るだけの貢献をして、風に乗るのは他の人より抜きん出ていたのでしょうが、あまりにも軽薄だったり、自己管理が全くというほどできていなかったのを、安倍首相が信頼してそこまでチェックしなかった(そういう慣行自体なかった)のでしょう。
普通は、誰もそんなひどいことになっているとは思わないですから。
あと、何かすべての問題が安倍首相の責任のように言われていますが、大きな問題のうち、少なくとも年金問題は、安倍首相の責任ではないような気がするのですが、どうでしょう。
むしろ、同じ人間とは思えないほど無能な官僚と政治家によって過去に繰り返されてきた年金保険料の杜撰な管理や不正経理、着服のためにボロボロになった年金制度を何とか立て直そうとしているのであって、実行可能かどうかは別にしても、一生懸命熱意を持って臨んでいるのは高い評価を得てしかるべきではないかと思うのでした。