スポーツニュースで朝青龍のことを報道していました。
うつ状態で精神不安定になっているとは聞いていましたが、本当に様子がおかしくなっているみたいです。
もうまともに会話ができない状態だって。私もうつ病になった経験があるので多少はわかるのですが、もうこの状態は相当な重症ですね。
しかしまあ、なんでこうなってしまったかと言えば、もちろん一番悪いのは朝青龍でしょうけど、やっぱり、親方をはじめとした周囲の、朝青龍を指導する立場にあった人たちの責任っていうのは、かなりあると思うんですよね。
朝青龍も、所詮は一人の若者でしかないってことです。
若いころからちやほやされて、うつつを抜かし、有頂天になってしまって、人としての謙虚さというものが全然できていないと思うんです。
その点、この間の、酒気帯び運転で問題になったスケートの織田選手はよかったです。
すぐに、素直に心のこもった謝罪をし、反省する姿を見せてくれました。
朝青龍は、人様に対して謝るということが恥ずかしくてできないほど自分は偉い人間なんだと自分を思い込んでしまっているように私には見えます。
そりゃあ天下の大横綱、モンゴルに帰れば国民のヒーローですよ。
でも、偉くなればなるほど、やはり、世間に対して謙虚になるということを学ばなければ、こういうことになってしまうんですね。
いわゆる、スポーツ界の帝王学とでもいいましょうか。
トップアスリートたるものの心構え、立ち居振る舞いといったことを、強くなればなるほど、身に付けないといけないと思うんです。
でも、朝青龍の周囲には、そういうことを教えてくれる人がいなかったんですね。そういう発想がなかったんですね。もしかしたらいたかも知れないけど、そうだとしたら力のある人がひねりつぶしちゃったんですね。
かわいそうですけど、もうなってしまったものはしょうがない。
余計なお世話だとは思いますが、私は、今からでも遅くはない、朝青龍のうつ病の治療の大きな決め手は、カウンセリングの中でこのようないわゆるスポーツ帝王学を身に付けさせることだと思います。
朝青龍はまだまだ若いです。いくらでもやり直しがききます。
がんばってください。